皆さん、こんにちは!今日は、MQL5ウィザードを使って、トレードシグナルを作成する方法についてお話しします。このウィザードを使うことで、MetaTrader 5向けのエキスパートアドバイザー(EA)を簡単に作成できます。
ここでは、逆転のハラミパターン(Bullish HaramiおよびBearish Harami)をCCI(商品チャンネル指数)で確認するシステムトレードの実装について詳しく見ていきます。まず、ハラミパターンの基本を理解しましょう。
1. ハラミパターンの概要
1.1. Bullish Harami
Bullish Haramiは、下降トレンドの際に、大きなローソク足の後に、そのボディの範囲内に位置する小さなローソク足が続くことで形成されます。このパターンは、下降トレンドが反転する可能性を示唆し、ロングポジションを取る良いタイミングです。次のローソク足はギャップアップで始まります。小さければ小さいほど、反転の可能性が高まります。

図1. Bullish Haramiローソク足パターン
1.2. Bearish Harami
Bearish Haramiは、上昇トレンドの際に、大きなローソク足の後に続く小さなローソク足が形成されます。このパターンは、上昇トレンドが反転する可能性を示し、ショートポジションを取る良い時期を示します。

図2. Bearish Haramiローソク足パターン
2. CCIによるトレードシグナルの確認
トレードシグナルを開くためには、CCIが重要です。CCIの値は、ロングポジションの場合は-50、ショートポジションの場合は50を超える必要があります。
- ロングポジションを開く条件: CCIが-50未満
- ショートポジションを閉じる条件: CCIが80を超える

図3. CCIによって確認されたBullish Haramiパターン
3. MQL5ウィザードを使用したエキスパートアドバイザーの作成
エキスパートアドバイザーを作成するには、MQL5ウィザードを起動します。ウィザードを使うと、簡単にエキスパートアドバイザーを生成できます。まず、必要なモジュールを選択し、シグナルの基準を設定します。

図4. MQL5ウィザードでのエキスパートアドバイザー作成
シグナルモジュールの設定後、作成したエキスパートアドバイザーをテストして、最適なパラメータを見つけます。
このプロセスを通じて、効果的なトレードシグナルを生成し、資産運用に役立てていきましょう!これからも一緒に学び、成長していきましょう。