トレーディングにおいて、フェイクブレイクアウトはよくある現象です。このインジケーターは、その動きを捉えるためのものです。基本的なアイデアはシンプルです。現在のバーの高値が前のバーの高値よりも高い場合、かつ現在のバーの終値が前のバーの高値よりも低い場合、それは上へのフェイクブレイクアウトと見なされます。逆に、現在のバーの安値が前のバーの安値よりも低く、現在のバーの終値が前のバーの安値よりも高い場合、下へのフェイクブレイクアウトとなります。
また、ひとつのバーで二つのフェイクブレイクアウトが発生することもあります。これは、そのバーが前のバーに対して外部的であり、終値が前のバーの範囲内にある場合です。このインジケーターでは以下のことを表示します:
- 上へのフェイクブレイクアウトの数(青いライン)。
- 下へのフェイクブレイクアウトの数(赤いライン)。
- 総フェイクブレイクアウト数(オレンジのライン)。
つまり、例えば過去5本のバーの中で3回以上のフェイクブレイクアウトがあった場合、次の高値または安値(前のバー)は本物のブレイクアウトになる可能性が高いです。

おすすめポイント:
- インジケーターは、H4以上の時間足で使用することをおすすめします。
- このインジケーターは、潜在的なブレイクアウトの方向を指定しないため、前のバーの極値の上下にストップオーダーを設置するか、トレンドインジケーターと組み合わせて、トレンド方向にのみブレイクアウトのストップオーダーを配置するのが良いでしょう。